ファイナンシャル・プランナーのお話

FPとは

FPとは、一般にファイナンシャル・プランナーのことを指します。

私は、そのFPを仕事にしています。

時々、「FPって何をする資格なの?」と聞かれたりしますが、FPを取りまとめる総本山的な団体「日本FP協会」はこのように説明しています。

「家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FPです。」

このような説明を見てしまうと、FPは何でも知っている素晴らしい人(資格)のように思えてきます。しかし、「税制は税理士、不動産は宅建士が専門じゃないの?」と言われてしまうこともしばしばあるのです。

FPとは何の専門家?

FPは「広く浅く」、税理士や宅建士は「深く狭く」といった知識を持っているのが特徴なわけです。世の中には、「何でもできる = 何にもできない」という公式があるようで、

「広く浅く」は「深く狭く」のイメージになかなか勝つことができません。

唐突ですが、池の水を例にとってみると、同じ水の量であっても、広く浅い池もあれば深く狭い池もあるのです。

世界各国をめぐり、様々な知見を持ち合わせる人もいれば、一国の文化に精通している人もいます。

FPは、本来、全体像を把握し広い見地からコーディネートしサポートする専門家なのです。

餅は餅屋に

何事においても、それぞれの専門家に任せるのが一番よいというたとえに「餅は餅屋」という言葉があります。

専門性には、大きく二つのカテゴリーがあります。

一つは、私たちがイメージしやすい、深く狭い知識と経験を持つ専門性です。

もう一つは、広く浅い知識と全体像を把握したうえでコーディネートできる専門性です。

例えば、住宅購入をとってみても、頭金や住宅ローンの組み方、マンションなのか戸建てなのか、どのような間取りにすべきか、リビングの床や壁紙はどのようにすれば家族団欒となりやすいのか、など様々あります。

大切なことは、漠然とイメージしている購入後の暮らしを、どのように具現化するかになります。無理な住宅ローンを組んでしまうと、想定外の暮らしが待っていることもあります。

まず、私たちは自分の望む姿をイメージするのです。これは本人(家族)でなければできません。次に、餅は餅屋に任せるのです。その時、専門家には2つのタイプがあることを思い出してください。

きっと、素敵な暮らしを手に入れることができると思います。

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株式会社ライフブラッサム FP 中野

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