リノベーションのタイミング

いつかはリノベーションをしたい!と思っている方は多いはずです。

そうは言っても、「家の購入」だけでも人生の最も大きな買い物です。

そんな買い物の最中にリノベーションという妙なオプションを追加するのは気が引けるし、そもそも

経済的にも精神的にもそんな余裕はない!というのが本音なのではないでしょうか。

 

私たち夫婦は共にこの業界で働いております。

そんな私たちでも、マンションを購入する事、リノベーションをする事に半信半疑でした。

何となくいつかはマンションを買うだろうし、リノベーションもしたいよねー・・・いつかは。。。

程度でした。

 

そもそも私にマンション購入の意思は無く、ずっと賃貸で構わないと当時は考えていました。

妻も同じ考えだった様に思います。

その当時、賃貸で住んでいたマンション(結果的にはそこを購入し、リノベーションし住んでいる)

の大家さんが「買わないか?」と言って来たのが始まりです。

非常に気に入っている建物でしたから、「買ってみる??」と夫婦で半信半疑ながら話したのを覚えておりますが、かといって一体何をすればよいのでしょう。。

住宅ローンを組んで購入する!という事は知っていても、どれだけのローンが組めるのか分からないし、「ヘンドウキンリ・・?コテイキンリ・・?」という状態ですから、どんなローンを組むべきなのかも考えた事すら無い。。そんな状態の夫婦になす術は無く数ヶ月ぼんやりと「マンション買うかー」なんて呑気に話しをしていました。この時点でも半信半疑です。

 

そんな日々を過ごしていると、再度大家さんから買わないか??と。

っていうかもう数件申し込みが入っていると。ただ、この大家さんどうしても住む人に買って欲しいという意思が有った様で、再度お声掛けを頂いたのです。

私の住んでいるマンションは購入し居住している人と投資目的で所有している人の割合が半々くらいです。

私たちの大家さんはまさに後者ですが、どうしても居住する人に購入してもらいたい!とおっしゃっていた理由は今は分かります。

管理費、修繕積立金に対する考え方が居住者と投資家では真っ向から対立しているのです。

自分たちの生活環境を改善する為の出費は惜しまないという居住者に対し、自分のキャッシュフロー1本の投資家・・・合う訳がないです。

ガチの投資家であればまだよいのですが、自称投資家みたいな人は意外に多く、その手の人達はたちが悪いのです。

購入の際はその辺も確認されるとよいかもしれません。

 

話しはそれましたが、申し込みが入っているというのを聞くと急に焦り出した我々は急遽本気で買うぞと作戦を立て始めましたが、案の定なんの知識も無く行動力も無い我々にはどうする事もできず、

結局知り合いだったファイナンシャルプランナー(以下FP)の方に相談し、ライフプランニングから不動産購入サポートまでを依頼しました。

給料の事や家族計画の事、いつ車を購入し、いつ家族旅行に行くのか・・・など事細かに話しをし、

返済できる無理のないローン金額を算出してもらいます。

その後、各銀行の住宅ローンを比較検討し買い主側としても不動産屋さんをたてる必要性を説明され

紹介してもらい、火災保険の選定やら・・・そこら辺からは記憶がほとんど無く、FPの方に尻を叩かれながら必要書類を集める日々を送り、さらには金額交渉までしていただく始末でした。。

申し込み時点では3番手でしたが、どうやら居住の意思があるのは私たちだけだった様で、何とか晴れて購入できたのでした。

 

そしていよいよリノベーション!・・・は出来ません。。

その時点でヘトヘトです。精神的にも経済的にも。

結局それから1年半後についにやりました!リノベーション。

一旦仮住まいに引越しをし、そこで2ヶ月過ごしまた引越し・・・。

 

結論:住宅ローンを選定する際にリノベーションも計画してしまう。

   第三者に委託しケツを叩いてもらう。

   購入と同時にリノベーション(引越しは1回に!)

 

FPへの依頼はかなりハードルが高いかもしれません。

いわゆる独立系FPはほぼいないみたいですが、わたしが依頼したのは独立系です。

99%のFPが保険代理店や銀行員、不動産屋にヒモづいています。

そうなるとフラットに色んなジャッジを下せるとはとても思えません。

委託契約であるという事が最も重要なことです。

今もそのFPの方とは弊社の様々なジャッジをするためのアドバイザーとして顧問契約を結んでおり、各専門家の士業の先生方を束ねて頂いておりますので、いつでもご紹介は可能です。